劣化したカーラッピングフィルムは剥がせるの?
カーラッピングは、車の外観を手軽にカスタマイズできる方法として人気がありますが、年月が経つとフィルムが劣化してしまうことがあります。色あせやひび割れ、剥がれなどが発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、放置すると車体にもダメージを与える可能性があります。今回は、劣化したカーラッピングフィルムを安全かつ綺麗に剥がし、新しいフィルムを貼り直すための施工事例を紹介します。
施工内容
・ラッピング貼替
・ボンネットラッピング
(3M/1080-G201シルバーメタリック)
・ルーフラッピング
(3M/1080-G201シルバーメタリック)
・リアハッチラッピング
(3M/1080-G201シルバーメタリック)
お客様のご依頼内容
今回ご紹介するのは、5年前に当店で施工したカーラッピングが劣化した状態で当店にお越しいただいたお客様の車です。お客様は、フィルムが全体的に色あせており、一部にはひび割れが見られるため、これを剥がして新たなフィルムを貼り直したいというご依頼でした。
フィルムの劣化状態
車両全体をチェックしたところ、フィルムが硬化し、ひび割れや部分的な剥がれが発生していました。ここまで劣化の進行が進んでいると、塗装へのダメージも考えられますので、手遅れになっていないか心配なところです。この状態でフィルムを剥がす作業は非常に困難であり、細心の注意が必要です。
フィルム剥がしのプロセス
まず、フィルムを柔らかくするためにヒートガンを使用しました。フィルムが十分に温まったところで、端から慎重に剥がし始めましたが、古いフィルムは接着力が強く、ひび割れが起きているためすぐに千切れてしまい、作業が進みません。このままでは効率が悪いため、フィルムを柔らかくする溶剤を塗布し、その後ヒートガンとへらを使ってそぎ落としていきました。無理に剥がそうとすると塗装を傷める可能性があるため、時間をかけて丁寧に作業を進めました。
剥がし後のケア
フィルムを完全に剥がした後、車体に残った接着剤を専用クリーナーできれいに除去しました。その後、車体の状態を再確認したところ、やはり塗装にダメージが見られましたが、これは事前にお客様に説明してあったため、このまま作業を続行しました。
新フィルムの施工
お客様と相談のうえ、新しいフィルムのデザインとカラーを決定し、3Mのシルバーメタリックフィルムを施工することになりました。新しいフィルムの貼り直し作業では、細部までこだわり、車両全体を美しく仕上げました。
3M:メーカーWEBサイト
最終仕上げとお客様の反応
新しいフィルムを丁寧に貼り直し、車両全体が見違えるような仕上がりになりました。お客様も「まるで新車のようだ」と大変満足されており、今回の施工に非常に喜んでいただけました。
劣化したカーラッピングフィルムを剥がす作業は、プロの技術と経験が求められる工程です。当店では、お客様の大切な車を最高の状態でお返しできるよう、これからも一台一台丁寧に対応してまいります。フィルムの剥がしや再施工についてご相談がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
参考施工価格
ケイマン 987 ラッピング価格
ボンネットラッピング 55,000円
ルーフラッピング 42,900円
ケイマン ハッチ 部分ラッピング 27,500円
群馬、栃木、埼玉エリアで、カーラッピング、プロテクションフィルム、フロントガラス保護フィルム、オーロラフィルム等、ご検討の際には気軽にお声がけください。